中等症/重症の尋常性乾癬にvunakizumabが有効
中等症ないし重症尋常性乾癬患者690例を対象に、新規抗IL-17A抗体であるvunakizumabの有効性および安全性を第III相二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討。プラセボ群の患者では、12週時点でvunakizumab 240mgの投与に変更した。主要評価項目は、12週時点における乾癬の面積と重症度指数(PASI)のベースラインから90%以上の改善(PASI 90)および医師による静的総合評価スコア0/1(sPGA 0/1)の複合とした。 その結果、12週時点で、vunakizumab群の方がPASI 90(76.8% vs. 0.9%)およびsPGA 0/1(71.8% vs. 0.4%)反応率が高く、PASI 75(93.6% vs 4.0%)、PASI 100(36.6% vs 0.0%)およびsPGA 0(38.2% vs 0.0%)反応率も高かった(プラセボとの両側検定、全てのP<0.0001)。vunakizumab群では、52週まで有効性が持続した。vunakizumabを投与した患者の0.9%に、治療関連の可能性がある重篤な有害事象が認められた。...
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