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片頭痛の前駆症状の特定で頭痛発作前に介入できる可能性

2024年11月6日  専門誌ピックアップ

片頭痛に先行する前駆症状の特徴を、頭痛治療薬を評価する多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照試験(PRODROME試験)のスクリーニング期間に検討した。月に2-8回の片頭痛発作があり、頭痛に至る前駆症状を確実に特定できると述べた参加者920例に電子日誌による報告を依頼し、60日のスクリーニング期間に頭痛の前の「適格な前駆症状(頭痛が1-6時間以内に起こると確信できる前駆症状)」の予測妥当性を検証した。 スクリーニング期間中の適格な前駆症状は平均5.2件だった。全体で4802件の適格な前駆症状が記録された。特に多かった前駆症状は、光への過敏性(57.2%)、疲労(50.1%)、頸部痛(41.9%)、音への過敏性(33.9%)、思考力または集中力の低下(30.0%)、めまい(27.8%)だった。報告された前駆症状全体の81.5%で1~6時間以内に何らかの強度の頭痛が起こった。また、参加者の76.9%が、1~6時間以内に頭痛が起こる適格な前駆症状を75%以上の頻度で特定していた。...