表皮壊死症(EN)の成人患者1221例を対象に、院内死亡および退院後死亡に関連する因子をコホート研究で検討。主要転帰として、EN[スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)、中毒性表皮壊死症(TEN)を含む]発症、院内死亡、退院後死亡、続発症および死亡率と関連する因子を評価した。 その結果、院内死亡率19%(95%CI 17-21)、退院後死亡率15%(同13-17)だった。院内死亡の関連因子は、年齢(調整後ハザード比1歳当たり1.03、95%CI 1.02-1.04)、がんの既往歴(調整後ハザード比2.04、1.53-2.72)、認知症(同1.85、1.12-3.07)、肝疾患(同1.81、1.24-2.64)、EN重症度(TEN vs. SJS:調整後ハザード比2.14、95%CI 1.49-3.07)で、がん、肝疾患、認知症は退院後死亡とも関連していた(調整後ハザード比3.26、95%CI 2.35-4.53、同1.86、1.11-3.13、同1.95、1.11-3.43)。退院後死亡に関連していたのは、最初のEN重症度(TEN vs. SJS:調整後ハザード比0.95、95%C...
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