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膀胱全摘時の拡大リンパ節郭清で無病生存改善せず、死亡率上昇

2024年11月5日  New England Journal of Medicine

根治的膀胱全摘除術を受ける臨床病期T2-T4aの限局性筋層浸潤性膀胱がん患者592例を対象に、拡大リンパ節郭清(292例)と標準リンパ節郭清(300例)の生存率への影響を比較(SWOG S1011試験)。主要評価項目は無病生存率とし、全生存率と安全性も評価した。 その結果、追跡期間中央値6.1年で拡大郭清群の45%、標準郭清群の42%に再発または死亡が発生し、推定5年無病生存率はそれぞれ56%と60%だった(再発または死亡ハザード比1.10、95%CI 0.86-1.40、P=0.45)。5年全生存率は、拡大郭清群が59%、標準郭清群が63%だった(死亡ハザード比1.13、95%CI 0.88-1.45)。グレード3-5の有害事象は拡大郭清群の54%、標準郭清群の44%に、術後90日以内の死亡は7%、2%に発生した。...