CRSwNPへのデュピルマブとメポリズマブを間接比較
鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎(CRSwNP)の治療で、デュピルマブの有効性と安全性をメポリズマブとの間接比較(ITC)で検討。文献の系統的レビューでSINUS-24/-52試験(SYNAPSE様亜集団のみ)とSYNAPSE試験を特定し、Bucher法に基づくITC、2値のレスポンダー解析、マッチング調整した間接比較(MAIC)を行った。 その結果、24週時点で鼻茸スコア(NPS、範囲0-8)のベースラインからの変化量と、NPSが1以上改善の2値レスポンダー転帰を示した患者の割合は、デュピルマブの方がメポリズマブより有意に(P<0.05)大きかった。52週時点で、NPS、鼻閉(NC)、嗅覚消失(LOS)、ペンシルベニア大学嗅覚識別検査(UPSIT)、視覚的アナログ尺度(VAS)の改善は、デュピルマブの方がメポリズマブよりも有意に(P<0.05)大きかった。MAIC解析によってこれらの結果が確認された。...
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