駆出率40%以上の心不全、フィネレノンでEFS延長
37カ国653施設において、40歳以上で左室駆出率が40%以上の症候性心不全(HF)患者6001例(年齢中央値73歳、男性54.5%)を対象に、フィネレノンの長期治療効果を第III相無作為化試験(FINEARTS-HF試験)の2次解析で推定。主要評価項目は、心血管死またはHF悪化イベント発生までの期間とする無イベント生存期間(EFS)とし、追跡期間中央値は2.6年だった。 カプランマイヤー曲線を用いた解析の結果、55歳の患者での平均無イベント生存期間はフィネレノン群13.6年(95%CI 11.9-15.2年)、プラセボ群10.5年(同6.8-11.3)となり、フィネレノン群で3.1年延長し(同0.8-5.4、P=0.007)、65歳の患者では11.0年(同10.1-11.9)、8.9年(同8.1-9.8)となり、2.0年延長した(同0.8-3.3、P=0.001)。予測される平均無イベント生存期間はプラセボ群に比べ、フィネレノン群の方が50-80歳のどの治療開始年齢でも数値的に長かった。...
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