メタボ成人への時間制限食は心血管代謝に有益

メタボリックシンドロームの成人を対象に、生活習慣介入として現行の標準ケア（SOC）に併用する時間制限食（TRE）による心血管代謝の健康に対する影響を無作為化比較試験で検討（TIMET試験）。SOCの栄養カウンセリング単独（SOC群）と比較した。食事摂取のタイミングは、スマートフォンアプリmyCircadianClockを用いてリアルタイムに追跡した。薬物療法は許容した。主要評価項目はHbA1C、空腹時血糖、空腹時インスリン、インスリン抵抗性指数、および持続血糖モニタリングによる血糖評価とした。 その結果、108例が介入を完遂した（無作為化の89％、女性56例、ベースラインの平均年齢59歳、BMI 31.22、食事摂取時間枠14.19時間）。SOC群に比べ、TRE群ではHbA1cが－0.10％（95％CI －0.19-－0.003）改善した。重大な有害事象は認められなかった。...