1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. ART後の出生児、CHDリスク1.36倍

ART後の出生児、CHDリスク1.36倍

2024年11月3日  European Heart Journal

北欧で、生殖補助医療(ART)後の出生児の先天性心疾患(CHD)リスクが自然妊娠(SC)した児と比較して高いかどうかを、レジストリデータを結合して検討(CoNARTaS研究)。デンマーク(1994-2014年)、フィンランド(1990-2014年)、ノルウェー(1984-2015年)、スウェーデン(1987-2015年)の全生産児774万7637例を組み入れ、17万1735例がART後に受胎していた。評価項目は、主要なCHD、重度のCHD、6つの階層分類によるCHD病変群、選択された10の主要なCHD、出生前/出生後1年以内(デンマーク、フィンランド、スウェーデン)または出生前/出生時(ノルウェー)の診断とした。 その結果、主要なCHDが、ART後の出生児の1.84%とSC後の出生児の1.15%で認められた(調整オッズ比1.36、95%CI 1.31-1.41)。重度のCHDはART後の出生児の0.35%とSC後の出生児の0.26%で認められた(同1.30、1.20-1.42)。リスクは受胎方法にかかわらず、多胎妊娠で最も高かった。顕微授精と体外授精の間、凍結胚移植と新鮮胚移植の間でリ...