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GALADスコア用いた監視で肝硬変のHCC検出率改善

2024年11月2日  専門誌ピックアップ

肝硬変患者1558例を対象に、肝細胞がん(HCC)検出法としてのGALADスコア[性別、年齢、α-フェトプロテイン(AFP)、AFP-L3、des-gamma carboxyprothrombin(DCP)]の精度について第III相バイオマーカー検証試験で検討。HCC臨床診断前12カ月以内のGALADの性能を後ろ向きに評価し、AFP単独と比較した。追跡調査期間中央値は2.2年だった。 109例がHCCを発症(76例が超早期または早期)、年間発生率は2.4%だった。HCC診断前12カ月以内のAFPおよびGALADの曲線下面積は、それぞれ0.66および0.78だった(P<0.001)。GALADのカットオフ値-1.36を用いると、特異度は82%、HCC診断前12カ月時点の感度は62%だった。AFPでは特異度82%の場合、HCC診断前12カ月時点の感度は41%だった(P=0.001)。...