急性症候性発作への抗発作薬治療、機能転帰と関連せず
2024年11月2日
JAMA Neurology
てんかん既往のない急性症候性発作入院患者1172例を対象に、抗発作薬(ASM)と転帰の関連をコホート研究で検討。ASM治療(入院中48時間以上のASM継続使用)、退院時ASM処方、退院時および3カ月時のグラスゴー転帰尺度4または5に関連する因子を検討した。 その結果、ASM治療および退院時処方の発生は、臨床的急性症候性発作で82%および69%、脳波上発作で96%および95%、てんかん様異常(EA)で64%および48%だった。多変量解析で、急性/進行性脳損傷がASM治療(オッズ比3.86、95%CI 2.06-7.32および同8.37、3.48-20.80)と退院時処方(同2.26、1.04-4.98および同10.10、3.94-27.00)のオッズ上昇に独立して関連していた。脳神経内科/脳神経外科入院(同2.56、1.08-6.18)または脳神経集中治療室入室(同7.98、3.49-19.00)が治療のオッズ上昇に関連し、急性症候性発作およびEAがASM治療(同14.30、8.52-24.90および同2.30、1.47-3.61)と退院時処方(同12.60、7.37-22.00および同...
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