小児のメンタルヘルス改善にゲーム化した治療が有効
2024年10月29日
JAMA Pediatrics
小児および青年を対象に、不安、うつ病、注意欠如・多動性障害(ADHD)に対するゲームを活用したデジタルメンタルヘルス療法(DMHI)の有効性を系統的レビューとメタ解析で検討。ADHD、うつ病、不安を有する患者2911例を含む無作為化比較試験(RCT)27件を組み入れた。主要評価項目はADHD、うつ病、または不安の重症度の変化とした。 その結果、ゲーム化したDMHIのADHD(g=0.28、95%CI 0.09-0.48)およびうつ病(g=0.28、同0.08-0.47)に対する効果は、有意だったが効果量は小さかった。不安症に対しては有意な効果は認められなかった(g=0.07、同-0.02-0.17)。調整分析では、ADHDに対して、コンピュータを用いたDMHIおよび男性参加者が大幅に多かったRCTでのDMHIの方が、治療効果が大きいことがわかった。うつ病に対しては、時間制限をあらかじめ調整したDMHIの方が、治療効果が大きかった。...
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