AFの脳卒中2次予防に抗凝固療法と左心耳閉鎖術併用が有望か
2024年10月31日
JAMA Neurology
経口抗凝固療法(OAT)を受けていても血栓塞栓イベントが生じた心房細動患者を対象に、経皮的左心耳閉鎖術(LAAO)を実施した場合とOATのみを継続した場合の脳卒中予防効果をコホート研究で検討。2010-22年にLAAOを受けた患者を対象としたSTR-OAC LAAOコホートの433例(平均年齢72歳、男性61%、平均CHA2 DS2-VAScスコア5.0)を、既報の国際共同研究の対照コホート1140例のうちの433例(38%)と傾向スコアでマッチさせた。主要評価項目は、最初の虚血性脳卒中までの期間とした。 2年の追跡期間中に、50例が虚血性脳卒中を発症した。年間イベント発生率は、STR-OAC LAAO群が2.8%/患者年、対照群が8.9%/患者年だった。LAAO群では対照群と比較して虚血性脳卒中のリスクが低かった(ハザード比0.33、95%CI 0.19-0.58、P<0.001)。LAAO後、290例(67%)ではOATが中止され、残り143例(33%)ではLAAO後も補助療法としてOATが継続された。...
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