SLN転移陽性ルミナル乳がん、郭清要否予測モデルの精度良好
欧州5カ国で実施されたSentinel Node Biopsy in Breast Cancer: Omission of Axillary Clearance After Macrometastases(SENOMAC)試験から、ルミナルERBB2陰性乳がんで、センチネルリンパ節(SLN)転移陽性患者に腋窩リンパ節郭清(CALND)を施行しない場合の高度リンパ節転移(腋窩リンパ節転移4個以上と定義)の予測モデルを開発して検証。モデルにはSLNマクロ転移数、SLN微小転移の有無、SLN比率、SLN被膜外浸潤の有無、腫瘍径のデータを含めた。小葉がん用の予測モデルも別途開発した。 その結果、1010例(中央値61歳、女性99.6%)のうち、138例(13.7%)が高度リンパ節転移を有していた。212例(21.0%)が乳腺小葉がんだった。テストセット(201例)でのモデル検証で、受信者動作特性曲線下面積は0.74(95%CI 0.62-0.85)で、較正能は良好だった。感度閾値80%以上で、5例を除く全例の低リスク患者が陰性適中率94%で正しく分類された。小葉がんサブ群の予測モデルは、AUC...
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