去勢抵抗性前立腺がんへの177Lu-PSMA-617でPFS改善
タキサン治療歴がなく、アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害薬(ARPI)投与中に進行した前立腺特異的膜抗原(PSMA)陽性の遠隔転移を伴う去勢抵抗性前立腺がん患者468例を対象に、177Lu-PSMA-617の治療効果を第III相無作為化試験でARPIの変更と比較(PSMAfore試験)。主要評価項目は画像診断に基づく無増悪生存期間(ITT解析)、副次評価項目は安全性とした。ARPI変更群の57%は、放射線学的進行が確認されたため177Lu-PSMA-617群にクロスオーバーした。 無増悪生存期間(PFS)中央値は無作為化から中央値7.26カ月時で177Lu-PSMA-617群9.30カ月(95%CI 6.77-推定不能)、ARPI変更群5.55カ月(同4.04-5.95、ハザード比0.41、95%CI 0.29-0.56、P<0.0001)、中央値24.11カ月時でそれぞれ11.60カ月(同9.30-14.19)、5.59カ月(同4.21-5.95、ハザード比0.49、0.39-0.61)だった。グレード3-5の有害事象の発現率は177Lu-PSMA-617群36%(グレード5は2%、...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。