非生殖補助妊娠より代理懐胎で母体重度合併症リスク高い
2024年10月26日
Annals of Internal Medicine
カナダ・オンタリオ州において2012-21年の単胎出産(妊娠20週超:非生殖補助妊娠84万6124例、体外受精1万6087例、代理懐胎806例)を対象に、代理懐胎例の母体重症合併症(SMM)と新生児重症合併症(SNM)のリスクを集団ベースのコホート研究で検討。SMMとSNMを主要複合評価項目とし、重み付け相対リスク(wRRs)を算出した。 その結果、SMMリスクは非生殖補助妊娠2.3%、体外受精4.3%、代理懐胎7.8%だった。代理懐胎と非生殖補助妊娠を比較した場合のwRRsは3.30(95%CI 2.59-4.20)、代理懐胎と体外受精を比較した場合は1.86(同1.36-2.55)だった。SNMの各リスクは5.9%、8.9%、6.6%で、代理懐胎と非生殖補助妊娠を比較した場合のwRRsは1.20(同0.92-1.55)、代理懐胎と体外受精を比較した場合は0.81(同0.61-1.08)だった。副次評価項目の高血圧症候群、分娩後出血、早産リスクは、代理懐胎例がいずれの比較群よりも有意に高かった。...
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