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未治療TNBCに周術期ペムブロリズマブでOS改善

2024年10月23日  New England Journal of Medicine

治療歴のない第II/III期トリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者1174例を対象に、ネオアジュバント化学療法にペムブロリズマブを併用した場合の有効性と安全性を第III相KEYNOTE-522試験で検討。ネオアジュバント化学療法は、パクリタキセル+カルボプラチン後に、ドキソルビシンまたはエピルビシン+シクロホスファミドとした。根治手術後、アジュバント療法としてペムブロリズマブ(ペムブロリズマブ併用群)またはプラセボ(プラセボ群)を投与した。ここでは副次評価項目に含めた全生存(OS)に関する最終結果を報告する。 60カ月時点の推定OS率は、ペムブロリズマブ併用群が86.6%(95%CI 84.0-88.8)、プラセボ群が81.7%(同77.5-85.2)だった(P=0.002)。有害事象は、ペムブロリズマブおよび化学療法の既知の安全性プロファイルと一致した。...