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ペニシリンアレルギー評価に直接チャレンジの安全性をメタ解析

2024年10月21日  JAMA Internal Medicine

ペニシリンアレルギーと考えられている患者を対象に、ペニシリン直接(経口)チャレンジテストに対する反応発現頻度とリスクについて系統的レビューとメタ解析で検討。直接チャレンジテスト後の免疫介在性反応発現率について報告した試験56件(9225例)を組み入れた。主要評価項目は、直接チャレンジテストに対する反応発現率とした。 その結果、全体での反応発現率は3.5%[95%信用区間(CrI) 2.5-4.6]だった。反応発現率は、北米で実施された試験で低かった[オッズ比0.36、95%信用区間(CrI) 0.20-0.61]が、小児(同3.37、1.98-5.98)、外来患者(同2.19、1.08-4.75)を対象とした試験、段階的チャレンジ(同3.24、1.50-7.06)または長時間チャレンジ(同5.45、2.38-13.28)を行った試験では高かった。重度の反応の報告は5件のみで(アナフィラキシー3件、発疹を伴う発熱1件、急性腎障害1件)、いずれも致死的ではなかった。...