ICI後進行した腎細胞がんにtivozanib単剤が有効
転移性腎細胞がんで、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)を含む1-2種類の治療を受けた後に進行した患者(343例)を対象に、tivozanib+ニボルマブ併用療法またはtivozanib単剤療法のいずれかを投与した場合の臨床転帰を第3相多施設共同無作為化非盲検試験で検討した(TiNivo-2試験)。試験はオーストラリア、欧州、北米、南米の16カ国190施設で実施し、両群に均等に割り付け、主要転帰の無増悪生存期間(PFS)を比較した。 その結果、追跡期間中央値12.0カ月のPFS中央値は、併用群5.7カ月(95%CI 4.0-7.4)、単剤群7.4カ月(5.6-9.2)だった(ハザード比1.10、95%CI 0.84-1.43、P=0.49)。直近治療がICIだった患者(244例)のPFS中央値は、併用群7.4カ月(95% CI 5.6-9.6)、単剤群9.2カ月(7.4-10.0)だった。直近治療が非ICIの場合はPFS中央値が短くなり、群間差は認められなかった(併用群3.7カ月、単剤群3.7カ月)。重篤な有害事象は併用群54例(32%)、単剤群64例(37%)に発現した。治験治療薬と...
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