視覚障害による認知症の人口寄与割合は19%
2024年10月19日
JAMA Ophthalmology
米National Health and Aging Trends Studyに参加した71歳以上のメディケア受給者2767人(女性54.7%)を対象に、客観的評価に基づく視覚障害による認知症の人口寄与割合を横断解析で推定。近見視力、遠見視力、コントラスト感度のいずれかの障害と定義した視覚障害の調査重み付け有病率は32.2%(95%CI 29.7-34.6)だった。 その結果、1つ以上の視覚障害による認知症罹患の人口寄与割合は19.0%(95%CI 8.2-29.7)で、視覚障害別ではコントラスト感度障害の寄与率が15.0%(同6.6-23.6)と最も強く、次いで近見視力障害9.7%(同2.6-17.0)、遠見視力障害4.9%(同0.1-9.9)だった。1つ以上の視覚障害による人口寄与割合は71-79歳(24.3%、95%CI 6.6-41.8)、女性(26.8%、同12.2-39.9)、非ヒスパニック系白人(22.3%、同9.6-34.5)で高かった。...
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