難治性および原因不明の慢性咳嗽を有する女性375例(平均年齢56.4歳)を対象に、咳嗽による腹圧性尿失禁(CSUI)に対するゲーファピキサントの有効性および安全性を第IIIb相多施設共同二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討。慢性咳嗽を1年以上有し、咳嗽重症度を評価する視覚的アナログ尺度が40mm以上で、CSUIを3カ月以上有する18歳以上の女性を組み入れた。主要評価項目は、12週時点でのCSUI回数(7日間の平均)のベースラインからの変化(%)とした。 その結果、CSUI回数のベースラインからの変化量最小二乗平均は、ゲーファピキサント群が-52.8%(95%CI -58.4--47.1)、プラセボ群が-41.1%(同-46.7--35.4)だった(推定治療差-11.7%、同-19.7--3.7、P=0.004)。1つ以上の有害事象発現率はゲーファピキサント群が70%、プラセボ群が37%だった。安全性および忍容性はゲーファピキサントに関する既報と一致しており、最も多かった有害事象は味覚関連だった。...
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