重症好酸球性喘息へのdepemokimabで増悪率改善
2024年10月15日
New England Journal of Medicine
重症好酸球性喘息患者を対象に、6カ月の投与間隔での超長時間作用型生物学的製剤depemokimabを標準ケアに追加した有効性および安全性を第3a相無作為化プラセボ対照試験2件で検討(SWIFT-1およびSWIFT-2試験)。好酸球数高値(過去12カ月で300個/μL以上、またはスクリーニング時に150個/μL以上)を特徴とし、中用量または高用量吸入グルココルチコイドの使用にもかかわらず増悪歴がある患者762例を組み入れた。主要評価項目は52週時点での増悪の年換算発現率とした。 その結果、増悪の年換算発現率は、SWIFT-1試験のdepemokimab群が0.46(95%CI 0.36-0.58)、プラセボ群が1.11(同0.86-1.43)だった(率比0.42、同0.30-0.59、P<0.001)。SWIFT-2試験のdepemokimab群が0.56(同0.44-0.70)、プラセボ群が1.08(同0.83-1.41)だった(率比0.52、同0.36-0.73、P<0.001)。いずれの試験でも、副次評価項目に含めたSt. George’s Respiratory Question...
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