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進行NSCLCにビデオ早期緩和ケア、対面診療と効果同等

2024年10月14日  Journal of the American Medical Association

米国のがんセンター22施設で、12週間以内に進行非小細胞肺がん(NSCLC)の診断を受けた患者1250例と介護者548例を対象に、ビデオ診療による早期緩和ケアが対面診療と比較してQOLに同等の効果を持つかどうかを多施設共同無作為化有効性比較試験で検討(REACH PC試験)。主要評価項目は、24週時点でのQOLに対する効果の同等性とし、Functional Assessment of Cancer Therapy-Lung質問票(同等性マージン±4ポイント、スコア範囲0-136、スコアが高いほど良好なQOL)で評価した。 その結果、24週時までに、参加者(平均65.5歳、女性54.0%、白人82.7%)は、平均4.7回(ビデオ群)と4.9回(対面群)の早期緩和ケア診療を受けた。患者報告によるQOLのスコアの平均値は、2群で同程度だった(ビデオ群99.7 vs. 対面群97.7、差2.0、90%CI 0.1-3.9、同等性のP=0.04)。介護者の診療参加率は、ビデオ群の方が対面群より低かった(36.6% vs. 49.7%、P<0.001)。...