陥凹部での視神経乳頭出血、緑内障進行リスク増加
2024年10月14日
JAMA Ophthalmology
ソウル大学病院で、視神経乳頭出血(DH)患者146例146眼(DH初回検出時の平均年齢55.1歳、女性64.1%)を対象に、DHの近位位置と緑内障進行の関連を縦断的観察コホート研究で検討。DHの発生位置により陥凹部タイプと乳頭周囲タイプに分類した。平均追跡期間は10.9年だった。 その結果、全体での緑内障進行発生率は61.4%、1年当たりの平均偏差(MD)変化量は-0.48dBだった。1年当たりのMD変化速度は、陥凹部タイプの方が乳頭周囲タイプよりも速かった(-0.56dB vs. -0.32dB、差-0.24、95%CI -0.37--0.11、P=0.01)。生命表分析で、陥凹部タイプの方が乳頭周囲タイプよりも緑内障進行の累積確率が高かった(80.4% vs. 54.4%、差26.0%、95%CI 11.4-40.6、P<0.001)。多変量Coxハザードモデルで、陥凹部タイプの出血は緑内障進行リスク増加と関連した(ハザード比3.28、95%CI 2.12-5.07、P<0.001)。...
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