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sICASに内科治療+バルーン形成術で転帰改善

2024年10月13日  Journal of the American Medical Association

中国で、症候性頭蓋内アテローム性狭窄(sICAS)患者を対象に、バルーン血管形成術の効果を無作為化非盲検評価項目盲検試験で検討(BASIS試験)。対象患者を亜最大バルーン血管形成術群(内科治療併用)と内科治療単独群に割り付けた。主要評価項目は、登録後30日以内または基準を満たす病変に対するバルーン血管形成術後30日以内の脳卒中または死亡、登録後30日-12カ月の基準を満たす動脈領域での虚血性脳卒中または基準を満たす動脈の血行再建術の複合とした。 501例(平均年齢58.0歳、女性31.5%)が試験を完了した。主要評価項目の発生率は、バルーン血管形成術群の方が内科治療群よりも低かった[4.4% vs. 13.5%、ハザード比0.32(95%CI 0.16-0.63)、P<0.001)。症候性頭蓋内出血の発生率は、バルーン血管形成術群と内科治療群でそれぞれ1.2%と0.4%だった。バルーン血管形成術群では手技に伴う合併症が17.4%に発生し、動脈解離が14.5%に発生した。...