交通騒音/大気汚染で不妊リスク上昇
2024年10月11日
British Medical Journal
デンマーク在住の男女を対象に、道路交通騒音と微小粒子状物質(PM2.5)への長期住居曝露と不妊との関連を前向き国民コホート研究で検討。同居または既婚で子供が2人未満の30-45歳の男性52万6056例と女性37万7850例を組み入れた。主要評価項目は男女の不妊率とした。 その結果、平均追跡調査期間4.3年および4.2年で、それぞれ男性1万6172例および女性2万2672例が不妊症と診断された。5年以上のPM2.5平均曝露量は、男性の不妊リスクと強い関連が認められた。社会人口統計学的変数および道路交通騒音で調整後、PM2.5値が四分位数(2.9μg/m3)高くなるごとのハザード比は、30-36.9歳の男性が1.24(95%CI 1.18-1.30)、37-45歳の男性が1.24(同1.15-1.33)だった。道路交通騒音は、35-45歳女性の不妊リスク上昇と関連が認められた。5年平均曝露量が四分位数(10.2dB)高くなるごとのハザード比は1.14(同1.10-1.18)だった。男性では、37-45歳で不妊リスク上昇と関連が認められた(ハザード比1.06、同1.02-1.11)。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。