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平滑筋肉腫にトラベクテジン併用+維持療法でPFS/OS延長

2024年10月8日  New England Journal of Medicine

平滑筋肉腫患者150例を対象に、1次治療としてのドキソルビシン-トラベクテジン導入療法+トラベクテジン維持療法の有効性を第III相試験で検討。化学療法歴がなく、転移を伴うまたは切除不能の患者を組み入れ、ドキソルビシン単剤療法と比較した。無増悪生存期間(PFS:主要評価項目)および全生存期間(OS:副次評価項目)を評価した。主要評価項目に関する結果は報告済みである。 その結果、追跡調査期間中央値55カ月時点で107例が死亡した(ドキソルビシン+トラベクテジン群47例、ドキソルビシン単剤群60例)。OS中央値は、ドキソルビシン+トラベクテジン群(33カ月、95%CI 26-48)の方がドキソルビシン単剤群(24カ月、同19-31)よりも延長した(死亡の調整後ハザード比0.65、同0.44-0.95)。既報と一致した結果では、PFSはドキソルビシン+トラベクテジン群(12カ月、同10-16)の方が単剤群(6カ月、同4-7)よりも延長した(進行または死亡の調整後ハザード比0.37、同0.26-0.53)。有害事象発現率および用量を減量した患者の割合は、ドキソルビシン+トラベクテジン群の方が高か...