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GLP-1受容体作動薬と自殺リスク上昇に関連見られず

2024年10月8日  JAMA Internal Medicine

スウェーデンとデンマークの2013-21年の全国レジストリデータを用いて、GLP-1受容体作動薬の使用と自殺による死亡リスク上昇との関連を、実薬対照新規使用者コホート研究で検討。GLP-1受容体作動薬(12万4517例、平均60歳、女性45%)と対照薬のSGLT2阻害薬(17万4036例)の成人(18-84歳)新規使用者を対象とした。主要評価項目は、死因レジストリに記録された自殺による死亡とした。 その結果、平均追跡期間2.5年でGLP-1受容体作動薬の使用者に77件、SGLT2阻害薬の使用者に71件の自殺による死亡が発生した。重み付けした発生率は、1000人年当たり0.23件 vs. 0.18件[ハザード比1.25(95%CI 0.83-1.88)]で、絶対差は1000人年当たり0.05件(同-0.03-0.16)だった。自殺による死亡および非致命的自傷のハザード比は0.83(同0.70-0.97)、うつ病の新規発症および不安関連障害のハザード比は1.01(同0.97-1.06)だった。...