片頭痛予防に抗PACAPモノクローナル抗体Lu AG09222が有望
2024年10月9日
New England Journal of Medicine
片頭痛患者237例を対象に、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP)リガンドに対するヒト化モノクローナル抗体Lu AG09222の有効性と安全性を第II相二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討(HOPE試験)。2-4種類の予防治療で効果が得られなかった成人患者をLu AG09222 750mg群、同100mg群、プラセボ群に2対1対2の割合で割り付け、試験開始時に単回点滴静注した。主要評価項目はプラセボ群と比較したLu AG09222 750mg群における、第1週から第4週までの1カ月当たりの片頭痛日数の試験開始時からの平均変化量とした。 試験開始時には1カ月当たりの片頭痛日数の平均は集団全体で16.7日であり、第1-4週の期間の平均変化量はLu AG09222 750mg群が-6.2日、プラセボ群が-4.2日だった[差-2.0日(95%CI-3.8--0.3)、P=0.02]。12週の観察期間中、Lu AG09222 750mg群でプラセボ群よりも発現率が高かった有害事象として、新型コロナウイルス感染症(7% vs. 3%)、鼻咽頭炎(7% vs. 4%)、疲労(5...
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