乳がん検診にMRI追加は乳房密度が極めて高い女性に有効か
2024年10月7日
JAMA Internal Medicine
乳がんマンモグラフィ検診にMRIを併用する場合の長期的転帰を検討。US Breast Cancer Surveillance Consortiumのデータに基づく3つの乳がんシミュレーションモデルを用いて乳がんリスクが平均的な女性を対象に、1年または2年に1回のマンモグラフィ検診と乳房密度に応じた追加のMRIを40歳、45歳、または50歳から74歳まで実施した場合をシミュレーションし、1000人当たりの生涯乳がん死亡回避数、偽陽性による要生検数、偽陽性による生検推奨数を評価した。 2年に1回のデジタル乳房トモシンセシス(DBT)検診を50歳から開始した場合と40歳から開始した場合では、乳がん死亡回避数がそれぞれ7.4と8.5、偽陽性による要生検数が884と1392、偽陽性による生検推奨数が151と221だった。デジタルマンモグラフィでは、DBTと比較して死亡回避数は同程度で偽陽性がわずかに多かった。50-74歳の女性対象の2年に1回のDBT検診で、乳房密度が極めて高い女性にMRIを追加すると、死亡回避数(7.6 vs. 7.4)、偽陽性による要生検数(919 vs. 884)、偽陽性に...
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