脳底動脈閉塞への血管内血栓除去術に長期的便益
2024年10月5日
JAMA Neurology
急性脳底動脈閉塞患者330例(男性68.8%、平均年齢67.0歳)を対象に、血管内血栓除去術と最善の内科的治療の1年臨床転帰を、多施設共同無作為化試験(ATTENTION試験)の副次解析で検討。発症後12時間以内の患者を血栓除去術群と対照群(内科的治療)に割り付けた。主要評価項目は、1年時点での修正Rankin尺度(mRS)0-3点とした。 主要評価項目を達成した患者の割合は、血栓除去術群が44.6%、対照群が19.4%だった(調整率比2.23、95%CI 1.51-3.29)。死亡率を1年時点と90日時点で比較すると、血栓除去術群(45.5%vs. 36.7%)も対照群(63.9% vs. 55.3%)も1年時点の方が高かった。1年時点の非常に良好な転帰(mRS 0-1点)を90日時点と比較すると、血栓除去群では増加したが(27.9% vs. 19.9%)、対照群では増加しなかった(8.3% vs. 7.9%)。...
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