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認知症発症リスク、デュラグルチド対SGLT2i

2024年10月4日  Annals of Internal Medicine

60歳以上の2型糖尿病患者を対象に、認知症発症リスクについてSGLT2阻害薬(SGLTi; 1万2489例)とGLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)のデュラグルチド(1075例)とでtarget trial emulationデザインを用いて比較。主要評価項目は推定された認知症の臨床的発症とし、5年リスク比とリスク差を評価した。発症日は、認知症診断日の前年と定義した。 その結果、追跡調査期間中央値4.4年で、SGLT2阻害薬群の69例、デュラグルチド群の43例に認知症の臨床的発症が認められた。推定リスク差は-0.91%ポイント(95%CI -2.45-0.63)、推定リスク比は0.81(同0.56-1.16)だった。...