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小児がん生存者のケラチノサイトがんリスク

2024年10月4日  専門誌ピックアップ

北米で、小児がん生存者のケラチン生成細胞のがん(keratinocyte carcinoma: KC)の危険因子と累積罹患率を、Childhood Cancer Survivor Studyのデータを用いるコホート研究で定量的に検討。1970-1999年に21歳未満で診断された5年がん生存者のコホートを対象に累積罹患率を推定し、生存者と治療の特性に関連するKCの相対罹患率を多変数モデルで評価した。 その結果、2万5658名のうち1446名が5363件のKCを発症した(基底細胞がん93.5%、扁平上皮がん6.7%、平均37.0歳、平均潜在期間25.7年、白人95.3%、放射線療法受療88.4%)。平均病変数は3.7個、26.1%が4個以上だった。放射線療法によって、全てのKCの罹患率が4.5倍、4個以上の病変をもつKCの罹患率が9.4倍になった。同種および自家造血幹細胞移植によって、KC罹患率がそれぞれ3.4倍と2.3倍になった。...