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僧帽弁閉鎖不全、薬物療法に経カテ修復術追加で転帰改善

2024年10月4日  New England Journal of Medicine

9カ国30施設で、ガイドライン推奨の薬物療法を受けている中等度ないし重度の機能性僧帽弁閉鎖不全症を伴う心不全患者505例を対象に、経カテーテル僧帽弁修復術による転帰改善効果を無作為化比較試験で検討した(RESHAPE-HF2試験)。 その結果、24カ月時点での心不全による初回入院または再入院あるいは心血管死の複合の100人年当たり発生率は修復術施行群37.0件、薬物療法単独(対照)群58.9件[発生率比0.64(95%CI 0.48-0.85)、P=0.002]、心不全による初回入院または再入院ではそれぞれ26.9件、46.6件[同0.59(0.42-0.82)、P=0.002]、12カ月時点でのカンザスシティ心筋症質問票総合要約スコア(KCCQ-OS、範囲0-100で高値ほど健康状態良好)の平均改善度は21.6±26.9点、8.0±24.5点だった[平均差10.9点(95%CI 6.8-15.0)、P<0.001]。デバイス特異的な安全性イベント発生率は1.6%だった。...