閉経後のホットフラッシュ等にelinzanetantが有効
2024年10月2日
Journal of the American Medical Association
中等度ないし重度の血管運動症状(VMS)のある閉経後女性を対象に、選択的ニューロキニン1、3受容体拮抗薬elinzanetantの有効性と安全性を第III相無作為化二重盲検試験で検討(OASIS 1試験、OASIS 2試験)。対象者をelinzanetant群とプラセボ群に割り付けた。主要評価項目は、ホットフラッシュに関する電子日誌により測定した、試験開始時から4週および12週の時点までの中等度ないし重度のVMSの頻度と重症度の平均変化量とした。 参加者の平均年齢(SD)はOASIS 1が54.6歳(±4.9)、OASIS 2が54.6歳(±4.8)だった。それぞれ309例(78.0%)と324例(81.0%)が試験を完了した。elinzanetant群のVMSの頻度は、4週時点でOASIS 1が-3.3(95%CI-4.5--2.1、P<0.001)、OASIS 2が-3.0(同-4.4--1.7、P<0.001)、12週時点でOASIS 1が-3.2(同-4.8--1.6、P<0.001)、OASIS 2が-3.2(同-4.6--1.9、P<0.001)と有意に低下した。VMSの重...
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