胆管挿管困難例にEUSランデブー法も有効
2024年10月3日
Annals of Internal Medicine
胆管カニュレーションが困難な良性の胆道疾患を有する患者100例を対象に、サルベージ方法として超音波内視鏡下ランデブー法(EUS-RV)の有効性を単施設参加者盲検並行群間無作為化比較優越性試験で検討。プレカット法を用いた括約筋切開術と比較した。失敗例は他群にクロスオーバーした。主要評価項目は成功率とした。 その結果、EUS-RV群およびプレカット群で、成功率(92% vs. 90%、P=1.00、相対リスク1.02、95%CI 0.90-1.16)、処置時間中央値(10.1分 vs. 9.75分)、全合併症発生率(12% vs. 10%、同1.20、0.39-3.68)は同程度だった。EUS-RV群の5例(10%)およびプレカット群の5例(10%)に内視鏡的逆行性胆管膵管造影後膵炎が認められた。失敗例は全て、他群へのクロスオーバーによってカニュレーションに成功した。...
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