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コロナワクチン後心筋炎、心血管合併症の頻度は

2024年10月1日  Journal of the American Medical Association

フランスで心筋炎の入院患者4635例を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)mRNAワクチン接種後心筋炎およびその他の心筋炎による心血管合併症ならびに疾患管理をコホート研究で検討。主要評価項目は入院後18カ月間の臨床転帰(心筋心膜炎による再入院、その他の心血管イベント、全死因死亡、および複合転帰)とした。 その結果、558例がワクチン接種後心筋炎(平均年齢25.9歳、男性84%)、298例がCOVID-19後心筋炎(同31.0歳、67%)、3779例が従来の心筋炎(同28.3歳、79%)だった。複合臨床転帰の標準化発生率は、従来の心筋炎患者を対照とすると(3779例中497例)、ワクチン接種後心筋炎患者で低かったが[558例中32例、重み付けハザード比0.55(95%CI 0.36-0.86)]、COVID-19感染後心筋炎の患者では同等[298例中36例(同1.04、0.70-1.52)]だった。ワクチン接種後心筋炎またはCOVID-19後心筋炎患者の退院後18カ月間の医学的処置および薬剤処方の標準化頻度は従来の心筋炎患者と同様の傾向を示した。...