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糖尿病患者の認知症リスク、SGLT-2阻害薬vs.DPP-4阻害薬

2024年10月1日  British Medical Journal

韓国で、2型糖尿病成人を対象にSGLT-2阻害薬とDPP-4阻害薬開始後の認知症リスクを国民健康保険サービスのデータ(2013-21年)を用いる住民対象コホート研究で検討。40-69歳の2型糖尿病患者で、傾向スコアマッチングした11万885組のSGLT-2阻害薬またはDPP-4阻害薬の新規使用者を組み入れた。主要評価項目は認知症の新規発症とし、Coxモデルを用いてハザード比と95%CIを推定した。 その結果、平均670日間追跡して、1172例が新たに認知症と診断された。罹患率はSGLT-2阻害薬新規使用者が100人年当たり0.22、DPP-4阻害薬新規使用者が100人年当たり0.35だった。ハザード比は認知症が0.65(95%CI 0.58-0.73)、薬物治療を必要とする認知症が0.54(同0.46-0.63)、アルツハイマー病が0.61(同0.53-0.69)、血管性認知症が0.48(同0.33-0.70)だった。...