病的の可能性高い/病的TTR変異の保有率は0.1%
英国バイオバンク参加者46万9789人(平均年齢56.5歳、女性54.2%)を対象に、トランスサイレチン(TTR)変異の保有率、関連する表現型および転帰を住民対象コホート研究で検討。62個の候補TTR変異について解析した。追跡期間中央値は12年だった。 その結果、病的の可能性が高いまたは病的(LP/P)TTR変異の検出率は0.1%で、中でもVal142Ileは保有率が77.6%と最も高かった。意義不明の変異の保有率は0.02%だった。LP/P変異保有率は欧州系0.02%、アフリカ系4.3%だった。LP/P変異は体表面積に対する左室心筋重量指数が高いことと関連し[β=4.66(95%CI 1.87-7.44)]、Val142IleはPR間隔の延長と関連した[β=18.34(同5.41-31.27)]。LP/P変異保有は心不全[ハザード比2.68(95%CI 1.75-4.12)]および伝導障害[同1.88(1.25-2.83)]のリスク増加と関連し、Val142Ile以外のLP/P変異では全死亡リスクが高かった[同1.98(1.06-3.67)]。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。