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乾癬への経口TYK2阻害薬zasocitinibでPASIスコア改善

2024年9月29日  専門誌ピックアップ

中等度から重度の尋常性乾癬患者259例[18-70歳、乾癬面積・重症度指数(PASI)スコア12以上、医師の総合評価スコア3以上、乾癬の体表面積10%以上]を対象に、高選択的アロステリックチロシンキナーゼ2(TYK2)阻害薬zasocitinibの有効性、安全性、忍容性を第IIb相無作為化二重盲検プラセボ対照で評価。主要有効性評価項目は、12週目にPASI75以上の改善が見られた患者の割合、副次的項目はPASI90および100の応答とした。 その結果、PASI75の達成はzasocitinib 2mg群の9例(18%)、5mg群の23例(44%)、15mg群の36例(68%)、30mg群の35例(67%)、プラセボ群の3例(6%)で確認された。PASI100は全用量群で用量反応を示し、30mg群の17例(33%)でPASI100を達成した。治療下で発現した有害事象はプラセボ群23例(44%)、4つのzasocitinib群では28例(53%)から31例(62%)に発生したが用量依存性はなく、検査値にも臨床的に意味のある差は見られなかった。...