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aSAH後の血管攣縮予防にニカルジピン放出インプラントが有望

2024年9月27日  JAMA Neurology

動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)患者41例を対象に、血管攣縮予防に用いる局所ニカルジピン放出インプラントの安全性と有効性を単盲検無作為化試験で検討。世界脳神経外科学会連盟グレード3-4の患者を顕微鏡下動脈瘤修復術時にインプラント群(ニカルジピン4mg含有インプラントを10本留置+標準治療)と対照群(標準治療)に割り付けた。主要評価項目は、動脈瘤破裂後7-9日目の中等度ないし重度の脳血管攣縮(aVS)の発生率とした。 20例を対照群(平均年齢54.9歳、女性85%)、21例をインプラント群(同53.6歳、67%)に無作為化し、39例を主要有効性解析の対象とした。中等度ないし重度のaVSの発生率は、対照群が58%、インプラント群が20%だった(P=0.02)。動脈瘤破裂後13-15日目の新規脳梗塞発生率は、対照群が32%、インプラント群が10%だった(P=0.13)。有害事象の発現率に群間差は見られなかった。...