切除不能EGFR陽性NSCLCにCRT後オシメルチニブでPFSを改善
2024年9月25日
New England Journal of Medicine
切除不能、病期III期の上皮成長因子受容体(EGFR)変異陽性の進行非小細胞肺がん(NSCLC)で、化学放射線療法(CRT)の施行中または施行後に進行していない患者を対象に、オシメルチニブの有効性を第III相二重盲検プラセボ対照試験で検討(LAURA試験)。化学放射線療法を受けた216例を、オシメルチニブ群(143例)またはプラセボ群(73例)に無作為化割り付けした。主要評価項目は、盲検下独立中央判定による無増悪生存期間(PFS)とした。 その結果、PFS中央値はオシメルチニブ群が39.1カ月、プラセボ群が5.6カ月、病勢進行または死亡のハザード比は0.16(95%CI 0.10-0.24、P<0.001)だった。12カ月時点の無増悪生存率はオシメルチニブ群が74%、プラセボ群が22%だった。グレード3以上の有害事象の発現頻度はオシメルチニブ群で35%、プラセボ群で12%だった。放射線肺臓炎(大多数がグレード1-2)がそれぞれ48%と38%で報告された。...
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