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妊娠前に父親がHBV感染で児のCHDリスク上昇

2024年9月25日  JAMA Pediatrics

妊娠中のカップル304万7924組(男性の年齢中央値27歳)を対象に、父親の妊娠前B型肝炎ウイルス(HBV)感染と児の先天性心疾患(CHD)との関連を後ろ向きコホート研究で検討。HBV非感染で検査後1年以内に妊娠した20-49歳の妻を持つ男性を組み入れた。主要評価項目は児のCHDとした。 その結果、児のCHD発生率は0.025%だった。父親のHBV感染既往(HBs、HBe抗原いずれも陰性)は、非感染の場合に比べて児のCHDと独立して関連していた(調整後相対リスク1.40、95%CI 1.11-1.76)。児のCHDリスクは、非感染男性および感受性女性のカップルに比べ、感染既往男性ではHBV感受性女性とのカップルでも(同1.49、1.10-2.03)、免疫獲得女性とのカップルでも(同1.49、1.07-2.09)同程度だった。新規感染男性(HBs抗原陽性)と免疫獲得女性のカップルでは、児のCHDリスクが有意に高かった(同1.38、1.05-1.82)が、新規感染男性と感受性女性のカップルの児ではリスクに差が認められなかった(同0.99、0.72-1.36)。...