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前治療歴あり腎細胞がん、belzutifan対エベロリムス

2024年9月26日  New England Journal of Medicine

免疫チェックポイント療法と抗血管新生療法の施行歴がある進行淡明細胞型腎細胞がん患者746例を対象に、低酸素誘導性因子2α阻害薬belzutifanの効果を第III相実薬対照試験でエベロリムスと比較(LITESPARK-005試験)。主要評価項目は無増悪生存(PFS)および全生存(OS)とした。 1回目の中間解析(追跡期間中央値18.4カ月)の結果、PFS期間中央値は両群ともに5.6カ月で、18カ月時のPFS率はbelzutifan群24.0%、エベロリムス群8.3%だった(両側P=0.002)。客観的奏効率はそれぞれ21.9%(95%CI 17.8-26.5)、3.5%(同1.9-5.9)だった(P<0.001)。2回目の中間解析(追跡期間中央値25.7カ月)でのOS期間中央値はbelzutifan群21.4カ月、エベロリムス群18.1カ月、18カ月時のOS率は55.2%、50.6%だった(死亡ハザード比0.88、0.73-1.07、両側P=0.20)。グレード3以上の有害事象発生率はbelzutifan群61.8%、エベロリムス群62.5%、グレード5では3.5%、5.3%で、治療中...