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てんかん有する女性の死亡リスク3.9倍

2024年9月20日  JAMA Neurology

北欧で、てんかんの女性が出産する場合の母体と周産期の重症合併症と死亡リスクを前向きレジストリ研究で検討。妊娠22週以降の全ての単胎出生を対象とし、451万1267件の分娩を特定した(てんかんなし447万5984件、てんかんあり3万5283件)。評価項目は、妊娠中または産後42日以内の重症母体合併症と死亡の複合、生後28日間の重症新生児合併症と周産期死亡の複合とした。 てんかん女性の分娩時の平均年齢は29.9歳だった。てんかんの女性は、てんかんのない女性よりも重症母体合併症と死亡の複合発生率が高く(分娩1000件当たり36.9 vs. 25.4)、死亡リスクも有意に高かった[同0.23件 vs. 0.05件、調整オッズ比3.86(95%CI 1.48-8.10)]。てんかん女性の胎児および出生児は死亡[調整オッズ比1.20(95%CI 1.05-1.38)]と重症新生児合併症[同1.48(1.40-1.56)]のオッズが高かった。...