電子タバコ禁煙に双方向のテキストメッセージが有効

米国で、ソーシャルメディア広告を通じて募集した電子タバコ使用者の青少年（13-17歳、平均16.4歳）1503例を対象に、電子タバコ禁煙用のテキストメッセージを携帯電話で送付するプログラムの有効性を並行群間2群二重盲検個人無作為化比較試験で検討。介入群（759例）には禁煙の認知行動的対処スキルトレーニングと社会支援を提供する自動化された双方向のテキストメッセージを、評価のみの対照群（744例）には試験参加継続を促すテキストメッセージを送付した。無作為化の1カ月後および7カ月後に追跡調査を行った。主要評価項目は、7カ月時点で自己申告した30日間の電子タバコ禁煙成功率とした。 その結果、7カ月時点の追跡率は70.8％だった。欠測値を電子タバコ使用として扱うITT解析で、禁煙成功率は介入群が37.8％、対照群が28.0％だった（相対リスク1.35、95％CI 1.17-1.57、P＜0.001）。治療と転帰の関係を減じるベースライン特性はなかった。...