精神病再発時の妄想は初発時と同じ主題が多い
2024年9月17日
JAMA Psychiatry
カナダ・ケベック州で精神病早期介入サービスを受けている患者を対象に、各精神病エピソードでの妄想内容の変化を縦断的観察研究で検討。感情性精神病または非感情性精神病の初回エピソードが認められた患者636例(平均年齢23.8歳、男性444例)を最長2年間追跡した。主要評価項目は陽性症状の再発および寛解とした。 その結果、研究開始時に妄想が認められた591例のうち558例(94.4%)が寛解を達成した。588例のうち精神病エピソードが再発したのは182例(32.6%)で、閾値レベルの妄想の報告が115例(63.2%)に見られ、そのうち104例(90.4%)で妄想の主題が初回エピソードと一致していた。妄想を伴って再発した患者では、初回エピソードと比較して妄想の主題が少なく、他の精神病症状や非精神病症状の重症度が低かった。...
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