脳卒中発症6カ月以内にリハビリ頻度高いほど長期死亡率低下
脳卒中後の患者1万974例を対象に、発症後6カ月以内のリハビリテーションと長期全死因死亡との関連を全国コホート研究で検討。患者をリハビリテーション非実施群(6738例)、40回以下群(2122例)、41回超群(2114例)の3群に分類した。発症後の障害重症度で層別化し、リハビリ頻度別に死亡リスクを評価した。死亡は、発症後6カ月以降のものとした。 その結果、リハビリの頻度が高いほど、リハビリ非実施に比べて脳卒中後の死亡率が有意に低下した[ハザード比0.88(95%CI 0.79-0.99)]。特に脳卒中後、重度の障害を有した患者の方が低下した[軽度ないし中等度:同1.02(0.77-1.35)、重度:同0.74(0.62-0.87)]。脳卒中の種類別では、リハビリ頻度が高いほど死亡率が低くなったのは出血性脳卒中患者だけだった[虚血性:同1.04(0.91-1.18)、出血性:同0.60(0.49-0.74)]。...
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