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腰椎変性すべり症、除圧術単独が固定術併用に非劣性

2024年9月17日  British Medical Journal

腰椎変性すべり症患者267例を対象に、器具を用いた固定術併用に対する除圧術単独の非劣性を多施設共同無作為化非劣性試験の5年追跡調査で検討(Nordsten-DS試験)。18-80歳で、狭窄レベル3mm以上のすべりが認められる症候性患者を組み入れた。主要評価項目は、ベースラインから5年追跡調査時点までのOswestry disability index(ODI)30%以上の低下とした。非劣性マージンは、主要評価項目達成患者の割合の差が-15%ポイントとした。 その結果、5年時点で230例(88%)が質問票に回答した(ベースラインの平均年齢66.2歳、女性69%)。修正intention-to-treat(ITT)解析で、ODI 30%以上の低下達成率は除圧術単独群が63%(84/133例)、固定術併用群が63%(81/129例)、差は0.4%ポイントだった(95%CI -11.2-11.9)。per protocol(PP)解析ではそれぞれ65%(65/100例)および66%(59/89例)、差は-1.3%ポイントだった(同-14.5-12.2)。両解析で非劣性が示された。ベースラインか...