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治療歴のある進行子宮内膜がんにsacituzumab govitecanが有望か

2024年9月16日  Journal of Clinical Oncology

転移固形がんを対象に、栄養膜細胞表面抗原2(Trop-2)を標的とする抗体薬物複合体sacituzumab govitecan(SG)の有効性と安全性を検討するマルチコホート非盲検第II相バスケット試験(TROPiCS-03試験)から、進行子宮内膜がん(EC)についての報告。複数の治療歴のあるEC適格患者にSG 10mg/kgを3週間サイクルの第1日目と第8日目に投与した。主要評価項目は、治験責任医師がRECIST v1.1に従って評価する客観的奏効率(ORR)とした。 データ抽出日時点で41例が登録され、追跡期間中央値は5.8カ月、前治療数の中央値は3、患者の85%に化学療法および免疫療法の治療歴があった。ORRは22%、臨床的有効割合(完全奏効、部分奏効、6カ月以上の病勢安定)は32%だった。奏効期間中央値は8.8カ月(95%CI 2.8-評価不能)、無増悪生存期間中央値は4.8カ月だった。グレード3以上の治療関連有害事象(TRAE)が患者の73%に生じ、TRAEによる治験薬中止は5%だった。死亡が2例あったが、SGに無関係と判断された。...