進行した非小細胞肺がん(aNSCLC)患者(18歳以上)を対象に、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を用いる免疫療法または従来の治療法と全生存(OS)との関連が体格指数(BMI)によって変化するかどうかを日本の医療費請求データを用いた後ろ向きコホート研究で検討。主要評価項目はOSとした。第一選択療法後3年間の追跡期間を対象に生存分析を行った。 その結果、特定されたaNSCLC患者3万1257例のうち、1万2816例(平均70.2歳、男性80.3%)がICI療法を受け、1万8441例(平均70.2歳、男性76.7%)が従来の化学療法を受けていた。BMI 28未満の患者では、ICI療法は従来の化学療法と比較して死亡ハザードが有意に低かった[例:BMI 24でハザード比0.81(95%CI 0.75-0.87)]。BMI 28以上の患者ではそのような関連は認められなかった[例:BMI 28で同0.90(0.81-1.00)]。...
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